CONCEPT

"日本人がつくるアメリカンヴィンテージ"


戦後まもなく、アメリカに登場した「PACK TEE」

時にはワークウェア、または紳士用の肌着として人々のくらしに寄り添ってきた。

そんな古き良きアメリカの生活が育んだファッションカルチャーを、日本人の解釈と技術で再構築する。

それが、WASEWのつくる "PACK TEE"

"The Real Vintage"


ヴィンテージ風ではなく本物の「ヴィンテージ Tシャツ」を。

生産の効率化とひきかえに失っていった質感を、和歌山に残る古くからの製法で実現しました。

このヴィンテージコットンには多くを求めず、当時の生活感を表現することを考えました。

その上で、肌着としての「着ごこち」と汗をかいても「透けない厚み」にこだわったのは必然的だったのかもしれません。

"Loop wheel"


明治時代、和歌山へスイス製の編み機を導入したことが始まりといわれる「吊り編み機」

改良と修理を繰り返し、今もなんとか使い続けている旧式編み機を使用して本物の質感を再現しています。

ゆっくりと編み上がる生地は自重で垂れ下がり、糸への負荷がかかりません。これが「空気を編み込む」といわれる優しい肌ざわりの理由です。和歌山の職人たちが大切にしてきた独特の製法です。

しかし産業構造が激変した現代では、当時の製法での生産は容易ではなくなっています。後継者問題もあり、いつまで生産可能かは分かりません。

"All made in Japan"


産業構造の変化は縫製業にとっても同じこと。

近年は減ってしまった丸胴生地をしっかりと扱うことができる、国内の限られた縫製工場で生産することは、脇に縫い目のない丸胴仕立てのPACK TEEには大切なことでした。

つまり、生地から縫製まで全ての生産プロセスを日本の技術でおこなうことに執着しました。

STYLE

"THE PACK TEE"

Tシャツを着るという事は生活そのもの。だからこそ、着るほどになじんでいく仕上がりを目指し、実現しました。

アメリカ庶民の日常から生まれたストリートカルチャーの原点ともいえる"PACK TEE"を、遠く日本のヴィンテージ編み機でリバイバルする。そんなロマンあるパックTシャツです。

FEATURED POST

空気を編み込む 和歌山の吊り編みTシャツ

WASEWのパックTシャツは、日本では和歌山でしか生産できない「吊り編み生地」を使用してつくられています。 安く早く大量に生産できる現在の編み機ではなく、なぜ効率を無視して吊り編み機を使うのか。デザイナーの想いが詰まった、パックTシャツのウラ側を紹介します。

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