時代を問わず不動の人気を誇るオックスフォードシャツ。そのクラシックなスタイルと多用途性から多くの人々に愛され続けています。本記事では、「オックスフォードシャツ」とは何なのか?これを歴史、生地、スタイルなどの観点から考え、その魅力を解説します。
- 歴史
・オックスフォード生地の誕生
・ボタンダウンの理由
・ファッションとしての発展 -
スタイル・コーディネートの多様性
・カジュアルスタイル
・フォーマルスタイル
・レイヤードスタイル - オックスフォードの現代的な魅力
- WASEWが作るオックスフォードシャツ
・1日に15メーターしか織れない生地
・ルーツとモダンが融合したスタイル
1. 歴史
オックスフォード生地の誕生
オックスフォードシャツとは、19世紀にスコットランドの織物工場で発明された生地を使って仕立てられたワイシャツのことです。
当初、販売会社の戦略からアイコニックな名門大学にちなんで、オックスフォード、ハーバード、イェール、ケンブリッジ、という名の4つの生地が作られましたが、現在ハーバードシャツという名前を聞くことがないことから、オックスフォードシャツだけが残った形です。
ボタンダウンの理由
この生地は、当時ではめずらしいパナマ織と呼ばれる平織り製法で作られ、一般的なシャツ生地よりも少し厚みがあり丈夫で、通気性にも優れていました。そのため、紳士のスポーツと呼ばれるイギリスのポロ選手の間で人気が出はじめます。
選手たちは、プレー中に襟の先が巻き上がるのを防ぐためにボタンを縫い付け始めました。このアイデアはアメリカからの訪問者、ブルックス・ブラザーズのジョン・E・ブルックスによって注目され、これがボタンダウンシャツの誕生理由と言われています。
ファッションとしての発展
その利便性から、ポロにとどまらずゴルフ、テニスなどのスポーツでオックスフォードシャツは使用されます。そしてアイビーリーグの学生たちの間でもこれらスポーツは人気があり、ジャケットとネクタイでも着用でき、またスポーツ中でも同様に上品に見えるという理由からアメリカの東海岸で人気に火がつきます。
やがて、スティーブ・マックイーン、ポール・ニューマンなどのスクリーンアイコンたちも、この新しいスタイルを取り入れはじめ、今でも続く不動のファッションアイテムとして成熟していきました。
2. スタイル・コーディネートの多様性
その歴史が示したとおりオックスフォードシャツは、生地の機能性と仕立てから、その万能性が最大の魅力といえます。カジュアルなデイリーウェアから、スポーツウェア、そしてフォーマルまで、あらゆるシーンに合わせて着用できます。
カジュアルスタイル
ジーンズやチノパンツと組み合わせて、リラックスしたカジュアルスタイルを楽しむことができます。オックスフォード生地の快適さが特に際立ちます。
フォーマルスタイル
ジャケットと組み合わせることで、ビジネスカジュアルなルックスに。タイと合わせて、オフィスやビジネスミーティングにも適しています。
レイヤードスタイル
スウェットやセーター、カーディガンなどのレイヤードアイテムと組み合わせることで、寒い季節にも快適に着用できます。
3. オックスフォードシャツの現代的な魅力
現代のオックスフォードシャツは、その伝統的なデザインに新しいアレンジを加え、モダンなファッションに適した形に進化しています。生地に変化を加えたものや、シルエットやデザインをアレンジしたものなど様々です。オックスフォードシャツ自身がそうであったように、時代のニーズに合わせて変化してくのもファッションの多様性が持つ楽しみなのかもしれません。
4. WASEWが作るオックスフォードシャツ
日本の職人によるたくみの技、トラディショナルなデザインとモダンなスタイルの絶妙な組み合わせ、この2つこそがWASEWの最大の特徴です。
そして、この特徴を最大限活かして仕立てたのが、WASEWの作る「B.D ONE OXFORD SHIRT」です。
1日に15メーターしか織れない生地
尾州(愛知県一宮市)で昭和初期から稼働している、旧式の織機で織ったWASEWオリジナルのオックスフォード生地を使用しています。1日に15メーターほどしか生産できないこの生地は、WASEWが求めた本物のヴィンテージ感を生み出す上でとても重要なのです。
ルーツとモダンが融合したスタイル
古き良きを現代の解釈で表現する。WASEWが作るのはルーツを感じることができる洋服です。B.D ONE OXFORD SHIRTは、気軽に着て出かけれる、そんな現代人のスタイルに合わせてデザインされています。それと同時に、本物のヴィンテージ感を大切にし、それを生地で実現しています。これこそが、唯一無二を目指すWASEWの魅力と言えるでしょう。