「誰かの一日」をイメージ
"ONE DAY TANKTOP" をデザインする際、着用者である、「誰かの一日」を想像しました。仕事中に1着、そしてその後のプライベートな時間にもう1着と、1日を快適に過ごせるようにとの思いが込められています。暑いシーズンには1枚着として、寒い時期にはインナーとして、1年を通して「誰かの一日」に寄り添うアイテムを作りたかったのです。
吊り編み機がつくる優しい生地
"ONE DAY TANKTOP" には、”S/S PACK TEE” と同じ、吊り編み機で編まれた生地を使用しています。吊り編み機で編まれた生地の最大の魅力は、その独特な柔らかさと肌触りです。和歌山でつくられるこの生地は、量産型の編み機と異なり、低速で丁寧に編み上げられるため、糸に余計なテンションがかからず、自然な風合いが保たれます。これにより、肌馴染みがよく、圧迫感もなく、通気性に優れ、蒸し暑い日でも快適に過ごせるのです。
縫製技術が生み出す「違い」
変わり映えのしないタンクトップだからこそ、その縫製技術にもこだわりを込めています。脇にシームがない丸胴仕様で、肩の縫製にはフラットシーマを採用しています。これにより、肌への干渉を極力抑え、快適な着心地を実現しています。また、ネックやアームホールは2本針の裏振りバインダー仕様で、これにより生地の段差を感じさせない滑らかな仕上がりとなっています。
絶妙なサイズ感とデザイン
1枚着として、そしてインナーとして、両方に活用できるサイズ感を追求しました。肌にピタッとそわないルーズなフィット感を持ちながら、ベースレイヤーとしても一枚での着用も考慮されています。アームホールの深さは絶妙に設定されており、肩の太さにもこだわることで、タンクトップでありながらノースリーブのような雰囲気も感じられるデザインとなっています。
タンクトップという究極のシンプル
「誰かの一日」を描く。その中で浮かび上がったのがタンクトップでした。考えてみると、究極にシンプルな洋服、それこそがタンクトップであり、洋服の原点のようにも感じます。そのシンプルさの中に、どれだけの工夫とこだわりを詰め込めるか。それがWASEWの挑戦でした。地味ではあるが手放せないもの、単なる洋服ではなく、日々の生活に寄り添う存在、それがWASEWが想像する "ONE DAY TANKTOP"です。
和歌山の吊り編み機、紹介動画
"ONE DAY TANKTOP" は、"PACK TEE"シリーズと同じ生地を使用しています。